航空事故に関するご報告

令和6年5月13日に発生した、熊本県阿蘇市にて匠航空株式会社が運航するヘリコプターによる航空事故についてご報告申し上げます。

今回の事故では、ヘリコプターに搭乗していた乗客２名、乗員（操縦士１名）の計３名が骨折等の怪我を負うと重大な事態が生じました。怪我をされた乗客の皆様には心より深くお詫び申し上げます。また、地域住民の皆様や関係者の皆様にも多大なるご迷惑とご心配をおかけすることとなり、重ねて深くお詫び申し上げます。

今回の事故は阿蘇山を周遊する遊覧飛行において、阿蘇山を遊覧した後、着陸場所に戻る途中に何らかの事象が発生し空き地に不時着したものです。

事故原因については、現在、運輸安全委員会の事故調査官による調査が続いております。事故直後にエンジントラブルが原因との一部報道があったものの、現時点で事故原因は特定されておりません。また今回の事故を受けて5月17日に弊社整備部に、同月20日に弊社運航部に対し、大阪航空局による臨時監査が行われましたが、今回の事故原因となる指摘事項はありませんでした。

当社といたしましては、今後も運輸安全員会の事故調査に協力するとともに、事故原因の究明と再発防止に努めてまいります。

運航部：

各拠点の運航環境に沿った対応マニュアルの作成、緊急時の着陸訓練の実施

整備部：

確認整備士によるすべての機体の再点検

改めまして従業員一同が安全について振り返り、皆様に安心してお喜び頂けるサービスを心掛けてまいります。

以上